2018年5月22日火曜日

Housenji Temple 禅

もう5月か。
京都は宝泉寺というお寺に3泊4日で坐禅をしに行ってきた。

寺は馬堀と言う駅から歩いて15分程度のところにある。周りには田畑が広がり、田舎に来たなぁと言う感じ。大分での生活が懐かしく思い出される。

なぜこのお寺を選んだかと言うと、調べてすぐ出てきたのがこのお寺だったというだけ、即決である。

寺での生活は常習と呼ばれる比較的長期で修行をしている方々とともに寝食を共にする。

初日は簡単なガイダンスの後に、夕食から開始。不慣れな上に色々と取り決めがある中での食事なので、最初はかなりストレスであったが、後半はこの制限が少し心地よくも感じた。
夕食後は少し時間を置いてから夜の座禅。初日はここで王将さんからの座禅指導+座禅についてのお話。和尚さんの考え方からすると、最近流行の瞑想はいわゆる内政型の瞑想。望とリラックスしていく中で自分の中に気づきを得るみたいな感じ。一方、座禅での瞑想は集中型の瞑想。余計なことを考えずただひたすらにここに集中する。これがやってみると難しく、期間中うまくいったのは少しだけで、後はすぐに気が散ってしまった。

 1日の流れとしては、朝起きて八段錦(太極拳)⇨朝の座禅(25分× 2セット) ⇨朝課(般若心経をみんなで読む)、朝の掃除、粥座(朝食)、作務、斎座(昼食)、自由時間、薬石(夕食)、夜の座禅(25分×3セット)、開枕(就寝)。

朝食は和尚さんが作ってくれているらしいのだが、格別にうまい。あんまりたくさん食べれないのが残念なくらいに美味しい。ぜひとも精進料理を習いたいくらい。

作務は畑仕事だったり、裁縫だったり、掃除だったり、食事の準備だったり。それぞれ手分けしながらやります。

昼食は一転、特に作法も無く和気藹々と楽しく。

自由時間は基本的に何をしても良く、散歩や山登り、昼寝、読書、温泉に行くなど、皆さん思い思いの時間を過ごす。

夕食を摂ってから、夜の坐禅。休憩時間も含めて厳かな雰囲気の中、只管打坐。

この3泊4日で謙虚さ、自分の嫌なところ、丁寧に行動することなど、多くのことに気づくことができた。何か答えを求めてきて、その答えは出なかったけれど、その答えも案外どうでもいいことなのかもしれない。

リピーターが多いということだが、時間がまたあれば、あるいは作って、再び訪れたい。


そもそもなんでここに来たのかはそのうち。


おしまい

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